★ヘイトスピーチに抗議声明 在日韓国・朝鮮人の団体
東京・新大久保や大阪・鶴橋で「朝鮮人を殺せ」などと連呼するヘイトスピーチ(憎悪表現)のデモが繰り返されている問題で、
在日韓国・朝鮮人の団体が相次いで抗議声明を出した。
在日本大韓民国民団青年会(徐史晃〈ソサファン〉会長)は「根拠なき『在日特権』を主張する一部集団の存在に、
我々当事者は困惑し、生活権を脅かされ、精神的苦痛さえ来している」と指摘。人種差別撤廃条約に基づく国内法整備や、
ヘイトスピーチ規制の検討を求めた。
NGOの在日コリアン青年連合は「レイシズム蔓延(まんえん)の原因は、在日の歴史的経緯について教育を怠り、
植民地支配の清算を放置してきた日本政府、日本社会にある」と指摘。朝鮮学校の無償化除外といった政府の姿勢が、
草の根の排外主義に「お墨付き」を与えている、とした。
asahi.com 2013年4月27日16時59分
http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY201304270139.html