全国のイカ釣漁船が一斉に休む日を設けたことについて、山陰の海の幸の販売に力を
入れている広島県のスーパーでは、心配の声が出ています。
広島県北部の中国山地のふもとに位置する三次市のスーパーは、鳥取県の境港市で
仕入れた新鮮な海の幸を、高速道路を使ってトラックで運び、店に並べています。
スルメイカなどのイカは、地元の買い物客から人気が高く、仕入れを増やそうとしていた
やさきだっただけに、イカ釣り漁船が一斉休漁を決めたという知らせに困惑しています。
スーパーの仕入れを担当する正垣伸祐さんは、「バーベキューや刺身などのイカの需要
がこれから増えてくるので、イカの入荷がないというのは困ります。漁業者の皆さんも大変
ですが、私たちも頑張って売るので、ぜひしっかりとイカを取ってほしい」と話していました。
買い物に訪れた女性は、「漁船の燃料代も高いのでしょうが、頑張って漁を続けて消費者
の味方になってください」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130423/k10014125231000.html