【毎日新聞】 「憲法改正・靖国参拝・教科書検定…安倍首相に強気の発言が目立ち始めた。与党内にも勇み足を懸念する声もある」

このエントリーをはてなブックマークに追加
1有明省吾 ◆BAKA1DJoEI @有明省吾ρ ★
★安倍首相:目立つ強気発言、「勇み足」危ぶむ声も

安倍晋三首相に強気の発言が目立ち始めた。これまで憲法改正をはじめ保守色の強い持論をあえて封印し、
経済再生を中心に「安全運転」を心がけてきたが、参院選を前にギアを切り替えた。高い内閣支持率を背景にした自信の表れといえる半面、
与党内にも勇み足を懸念する声もある。第2次安倍内閣は26日、発足から4カ月を迎える。

最も目立っているのが改憲を巡る発言だ。首相は2月末の施政方針演説で「憲法改正に向けた国民的な議論を深めよう」と呼びかけたが、
スケジュールには言及していなかった。ところが、改憲の発議要件を定めた96条改正について、
23日の参院予算委員会では「参院選で堂々と掲げて戦うべきだ」と明言した。

改憲論議がにわかに盛り上がったのは、政権内で「ブレーキ役」を務めてきた菅義偉官房長官が7日の講演で
「参院選の争点になる」と提起したのがきっかけ。自民党の石破茂幹事長も「『参院選までは爪を隠し、終わったらひょう変する』と言う人がいるが、
詐欺をするつもりはない」と援護射撃した。日本維新の会の橋下徹共同代表も96条改正では同調しており、
首相には、地ならしが進んでいるという手応えもあるようだ。

外交面でも踏み込みが目立つ。閣僚の靖国神社参拝に中国や韓国が反発すると、
「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」(24日の参院予算委)と反論した。

13年度予算案は16日、衆院の1票の格差を是正する公職選挙法改正案は23日にそれぞれ衆院を通過し、いずれも今国会中の成立にめどが立った。
民主党が精彩を欠くなか、最近の国会論戦では首相の言葉の強い調子が目立つ。
参院選が近づくにつれ、支持層へのアピールを意識しはじめた可能性もある。(>>2-3へ続く)

毎日新聞 2013年04月25日 21時22分(最終更新 04月25日 22時46分)
http://mainichi.jp/select/news/20130426k0000m010094000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20130426k0000m010094000c2.html