【外交】英国、新たな「日英同盟」を模索か…アジアで日本を重視 アンドルー王子訪日で国際会議開催へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
2きのこ記者φ ★
(続き)

欧州の東アジア安保研究の第一人者、ラインハルト・ドリフテ英ニューカッスル大名誉教授(62)は産経新聞に対し、
「英国は自ら世界国家との意識を持っており、日本をアジアの民主国で最も重要な国と位置づけ、
日本の技術獲得と同時に、英国製兵器売り込みのため、日本ともっと深い関係の構築を目指している」と指摘する。

今年は日英交流が始まって400年という記念の年で、さまざまな文化・学術事業が行われている。
日英外交筋は「安全保障は両国関係の重要な一部であり、後押ししていきたい」と話している。

日英同盟】日本と英国が1902〜23年まで結んでいた攻守同盟。
日清戦争(1894〜95年)の勝利後、朝鮮、中国へ勢力を拡大するうえで北方の帝政ロシアに対抗しなければならない日本と、
東アジアの権益をめぐりロシアと対立していた英国の国益が合致し締結された。
日露戦争(1904〜05年)で日本勝利の一因となり、第一次大戦(14〜18年)後まで日本外交の基盤となった。

(記事終)