【外交】英国、新たな「日英同盟」を模索か…アジアで日本を重視 アンドルー王子訪日で国際会議開催へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
1きのこ記者φ ★
英国のアンドルー王子(53)が今秋訪日し、21世紀型の新たな「日英同盟」を模索する国際会議を
東京で開催する計画が23日までに明らかになった。
軍拡を進める中国を念頭に、日英両国間の安全保障強化に向けた動きとして注目される。

会議開催を計画しているのは、1831年に英王室の肝煎りで創設され、大英帝国の外交を支えたともいわれる
世界最古の政府系軍事・安全保障シンクタンク、英国王立防衛安全保障研究所(RUSI、本部ロンドン)。
王室、政府と深いつながりがある研究所として知られている。

アンドルー王子(ヨーク公)はエリザベス女王の次男で、RUSIの事実上の会長職にある。
1982年にフォークランド諸島の領有をめぐり英国とアルゼンチンが戦ったフォークランド紛争では、
英海軍のヘリコプターパイロットとして派遣された経験を持つ。

計画では、日英両国の防衛・外交の当局者や防衛産業関係者のほか、安保問題の専門家らが出席。
東京で2日間にわたり、日英安保の枠組みのあり方や、防衛装備品の共同開発、サイバー・セキュリティー、
英国の情報活動などについて意見交換する。

RUSIは米国のほか、オーストラリアなどの英連邦諸国と緊密な情報交換ネットワークで結ばれ、
冷戦時代はもちろん現在も英政府に外交安保政策を助言する「特別な研究所」としての地位を確立してきた。
世界の政治、経済、安保の重心がアジアへ移行しつつあるのを見据えて、今年初めには、アジア太平洋を統括するアジア本部
(秋元千明所長)を東京に開設。すでに日本政府や防衛省防衛研究所との関係を深めつつある。

背景には、安保協力を拡大させている最近の日英両政府の動きがある。昨年4月にはキャメロン英首相が訪日し日英防衛協力で合意した。
安倍晋三首相も12月、日米同盟に加えて欧州との安保関係を重視する姿勢を表明。日本の要である米国との同盟を後押しするような、
日英の安保連携が今後一層進む可能性が出てきている。
両政府間では、戦略対話や武器禁輸三原則の緩和、兵器の共同開発、情報の共有などについての協議も始まった。

>>2以下に続きます)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130424/erp13042413360004-n1.htm