★嘱託職員不正採用に圧力「逃れられぬ職務命令」
名古屋市の嘱託職員不正採用問題で、市が委嘱した弁護士の調査チームは3日、
自民党の渡辺義郎市議(75)が「採用してくれ」と特定男性の採用を市幹部に要請したとする中間報告を発表した。
幹部がこの要請を「圧力」と感じ、不正に合格させたとしている。
報告書によると、2010年4月に実施された嘱託職員採用試験を巡り、
渡辺市議は09年11月、当時の生活福祉部長(56)に対し、嘱託職員だった男性(66)を継続採用するよう要請。
翌年3月にも別の男性(35)の採用を依頼したとしている。
生活福祉部長は「時には激しく叱責する渡辺市議に畏怖困惑の念を抱いていた」ことから、
当時の保険年金課長を通じて保険料係長に「何とかしてくれ」と指示。
2人とも当初は拒否したが、最終的に「逃れられない職務命令」などと了承したという。
yomiuri online
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130404-OYT1T00263.htm