【福井】「ダマスカス鋼」を使ったステーキナイフが「よく切れる!」と人気

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541名無しさん@13周年
>>393
インドの『ウーツ鋼』は、鋼鉄の歴史を語る上で、最も重要なアイテムの一つ。
鋼鉄の炭素含有量は、一般的に、0.035〜1.7%だが、ウーツ鋼は約1.6%と、かなり高い。
鋼鉄は、炭素の含有量が増えるほど硬くなるが、一方でもろくなる。剣は硬さが重要だが、もろくても困る。
ウーツ鋼の炭素含有量は、『もろさ』が始まる直前まで硬さを追求した、究極の超高炭素鋼なのである。
ところで、このウーツ鋼には後談がある。
1976年、アメリカのスタンフォード大学の冶金学者オレグ・シャービーと、ロッキード社の研究員ジェフリー・ワッズワースが、新しい鋼鉄を発明したと発表した。
この鋼は極めて強靱で、『ウルトラ ハイ カーボン スチール』と命名され、特許まで取得される。
ところが、この鋼鉄こそ、ウーツ鋼もどきだった。
技術の世界で歴史を逆行した例も珍しい。
このような超ハイテクを、古代インド人はどうやって知り得たのだろう。
やはり、インドは神秘の国だ