【防衛】与那国への陸自配置 用地取得は当面断念 地代に隔たり 町側は地代として10億円を要求

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政府が、与那国島(沖縄県与那国町)への陸上自衛隊「沿岸監視部隊」の配備に向けた用地取得を当面、断念する見通しとなった。
複数の政府高官が19日、明らかにした。
地代として10億円を要求する町側に対し、防衛省の提示額は最大1億5千億円と隔たりが大きいためだ。
宮古・石垣両島への陸自「警備部隊」配備にも影響を及ぼしかねず、中国をにらんだ南西防衛強化に暗雲が立ち込めている。

用地交渉の難航を受け、左藤章防衛政務官が急(きゅう)遽(きょ)19日から与那国町を訪問、20日に外間守吉町長と会談する。
左藤氏は10億円の支払いには応じられないとの考えを伝え、賃貸借契約に切り替え金額交渉を行う方針だが、
町側は賃貸借契約でも部隊配備に伴う「代償」として10億円を要求しており、難航は避けられない。

与那国島は日本最西端に位置し、尖閣諸島まで約150キロの距離。周辺海・空域では中国の艦艇や航空機の活動が活発で、
陸自はそれらの動向をレーダーで探知する沿岸監視部隊として100人規模の要員を与那国島に常駐させる計画だ。
航空自衛隊も航空機への警戒態勢強化として、移動式レーダーを運用する移動警戒隊を展開させる予定。

防衛省は平成24年度中に与那国島の26ヘクタールの用地を取得することを目指し、昨秋から売買契約をめぐる交渉を本格化。
防衛省側は1億5千万円を提示したが、町側は10億円を要求し、年度内の契約締結は事実上、断念せざるを得ない情勢だ。

ソース MSN産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130320/plc13032001310000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130320/plc13032001310000-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130320/plc13032001310000-n1.jpg
>>2以降に続きます。