・小野寺防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、北朝鮮が朝鮮戦争の休戦協定が白紙になったと一方的に
宣言したことについて、「今後の行動は予測できない」として、警戒を強めていく考えを示しました。
北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、11日、60年前に結ばれた朝鮮戦争の休戦協定が完全に
白紙になったと一方的に宣言しました。
これについて、小野寺防衛大臣は記者会見で、「今までにない内容だと思っており、しっかりと受け止めなければ
ならない。今後、北朝鮮がどのような行動をとるかは予測できない」と述べました。
そのうえで小野寺大臣は、「継続して警戒しながらさまざまな情報収集を行っている。防衛省としてしっかりと
対応していくことが大切だ」と述べ、警戒を強めていく考えを示しました。
これに関連して外務省幹部は、「北朝鮮がアメリカと韓国の合同軍事演習に反発を強めているのは事実だ。
ただ、キム・ジョンウン第1書記が何を考えているのかは分からない」と述べ、北朝鮮の動向を引き続き注視
していく必要があるという認識を示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130312/k10013137051000.html ・米韓両軍が11日、合同軍事演習「キー・リゾルブ」を開始したことに対し、北朝鮮は同日、朝鮮労働党
機関紙、労働新聞などを通じて「今日から朝鮮戦争休戦協定が完全に白紙化された」と宣言し、
「最高司令官(金正恩第1書記)が署名した作戦計画に基づいて全面対決戦に突入した」「砲身と
戦略ロケットが発射を待っている」などと主張。同日、南北軍事境界線上にある板門店の南北直通電話を
遮断した。(抜粋)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130311/kor13031123270008-n1.htm