【京都】護衛艦「あさぎり」に海自初の女性副長(画像あり)

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女性護衛艦副長 活躍誓う◇海自初「あさぎり」 大谷2等海佐

 海上自衛隊舞鶴基地を母港とする護衛艦「あさぎり」で、全国に47隻ある海自の護衛艦では女性初の副長を務める大谷三穂・2等海佐(41)が22日、
読売新聞社などの取材に応じた。艦長に次ぐナンバー2として約190人の乗組員を率いるが、「海自も女性の活躍が求められる時代」と気負いはない。

 大谷さんは大阪府出身。龍谷大在学中に起きた湾岸戦争で日本の防衛に危機感を覚え、中退して防衛大の女性1期生として入校。
練習艦や訓練支援艦に機関士などとして乗り組み、2011年3月、呉基地(広島県)の練習艦だった「あさぎり」の副長になった。

 以前は海自の艦艇に女性が乗り込むこと自体が珍しかった。「『船に女は要らん』という雰囲気があり、悔しい思いもしたが、
部下や上司に育てられました」と振り返る。

 あさぎりは昨秋、護衛艦に生まれ変わり、所属も舞鶴になったが、大谷さんは副長にとどまった。「後方支援が基本の練習艦などと違い、
護衛艦は実任務に当たる。不安はあったが、ワクワクした」と、初の勤務となる舞鶴へ。港を見下ろせる五老岳がお気に入りの「癒やしスポット」という。

 大阪の実家に小学3年の長女(9)を預けるシングルマザー。海上幕僚監部に勤めていた頃は、
横須賀基地(神奈川県)での海自初の託児所開設に尽力するなど、女性自衛官のための環境作りにも奔走してきた。

 将来は護衛艦長への抜てきも期待される。「強い意志と決断力が求められるが、自信はある。忍耐と志を持って入隊し、
男性と肩を並べて訓練に励む女性隊員がいることをアピールしたい」と意気込んでいる。

(2013年2月23日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20130223-OYT8T00033.htm