★新華社通信 安倍首相は米で冷遇
中国国営の新華社通信は、日米首脳会談について、安倍総理大臣が、沖縄県の尖閣諸島に関して、
アメリカのオバマ大統領から後押しを得ようとしたものの、願いはかなわず、「冷遇された」と主張しました。
安倍総理大臣とオバマ大統領との初めての日米首脳会談について、中国国営の新華社通信は23日、
「安倍総理大臣はアメリカで『冷たい処遇』を受けた」と題した論評記事を配信しました。
記事は、安倍総理大臣が、今回の訪米を通じて日米同盟を強化し、中国の台頭を抑えることをねらい、
オバマ大統領からの後押しを得ようとしたと分析しています。
しかし、「アメリカは尖閣諸島の問題で、日本と一緒になって、みずからの利益が損なわれることは望まなかった」として、
「頭の熱くなった日本の指導者は冷遇された」と主張しました。
そのうえで新華社通信は、「中国は著しい経済発展を続け、米中の経済、政治、軍事、それに文化の交流は深くなっている。
アメリカにとって中国の戦略的な重要性は高まっており、尖閣諸島の問題で軽々しく中国と対決することはない」としています。
中国としては、アメリカにとって中国経済などが重要だと強調することで、尖閣諸島に関して、日米が連携を深めて、
中国と対じしないよう、けん制するねらいがあるものとみられます。
NHK 2月24日 0時3分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130224/k10015736401000.html