【ゲンダイ】日本の新聞はなぜ麻生財務相の外遊スタイルが変だと書かないのかと日刊ゲンダイ

このエントリーをはてなブックマークに追加
1春デブリφ ★
★日本の新聞はなぜ麻生財務相の外遊スタイルが変だと書かないのか

 襟元に毛皮がついた黒のロングコートに、斜めにかぶった黒のボルサリーノ帽――。日刊ゲンダイ本紙が16日、「まるでマフィアのボス」と報じた麻生財務相の
訪ロ時のファッションが話題になっている。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は「ギャングスタイル」の見出しで取り上げ、「(マフィアの)5大ファ
ミリーのボス会議に行くの?」とからかっていた。
(中略)
 やっぱり、誰が見たってヘンなのだ。
 ところが、日本の新聞は「WSJがギャングスタイルと報じた」と書くだけで、自分たちで論評しようとはしない。それどころか「ファッションでも存在感を発揮」
(毎日新聞)などと持ち上げる始末だ。どうかしているのではないか。
 政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。
「WSJの記事をわざわざ紹介したのは、日本のマスコミも内心ではおかしいと思ったからでしょう。あんなファッションで乗り込んでいくのは日本の代表として恥ずか
しいと思うなら、ハッキリそう書けばいいのに、米紙の記事を紹介してお茶を濁している。これは、たかがファッション批判の問題ではありません。大新聞が、御用新聞
に成り下がっていることの証左です。自民党政権になって、その傾向はより顕著になっている。権力におもねり、真っ向から反対意見を言おうとしない。ジャーナリズム
の根幹を自ら突き崩しているも同然です」
 かくして、権力者はますます“裸の王様”になっていく。
「ゴルゴ13」を愛読する麻生が、次はどんなファッションで世界の失笑を買うのか。

日刊ゲンダイ - 2013/2/19 7:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20130219-00000001-a_aaac