政府は15日、安倍晋三首相と閣僚18人の資産を公開した。
生計を共にする家族分を含めた総資産の平均は1億194万円で、野田内閣の発足時(5067万円)に比べ、ほぼ倍増。
麻生太郎副総理兼財務相がトップの4億7139万円で、首相は1億793万円で6位。首相と5人の閣僚が1億円を超えた。
最も少なかったのは岸田文雄外相の2130万円。
麻生氏は、東京都渋谷区の高級住宅街にある自宅や長野県軽井沢町の別荘の土地・建物、自身の選挙区内である福岡県飯塚市に宅地や畑などを所有。
西日本鉄道や九州電力など16銘柄計36万398株を持ち、ゴルフ会員権は8口、絵画や陶磁器は計49点に上る。
首相は、選挙区の山口県下関市や長門市に宅地や住宅などがあり、保有する株式は森永製菓など5銘柄計5万8060株。
趣味でもあるゴルフの会員権は10口あり、車は2台所有している。
資産額2位は新藤義孝総務相の3億9381万円。3位は稲田朋美行政改革担当相の1億3625万円だった。
新藤氏は定期預金などが7043万円あるほか、選挙区の埼玉県川口市に宅地や住宅などを所有。
稲田氏は都内などに複数の不動産を保有する一方、借入金が3億7165万円ある。
公開されたのは、第2次安倍内閣が発足した2012年12月26日時点で本人と配偶者、扶養する子どもが持つ土地・建物や預貯金、有価証券などの資産。
野田内閣閣僚の辞任時の資産も併せて公開されたが、就任時と比べて大きな変化はなかった。
ソース 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013021500660 http://www.jiji.com/news/kiji_photos/20130215ax02.jpg