オリンパス、自己資本比率を10%付近まで回復 通期最終益は減額修正
2013.2.12 18:38
オリンパスが12日発表した2012年4−12月期連結決算は、財務の健全性を示す自己資本比率が
12月末時点で9・7%となり、3月末時点から5・1ポイント改善した。
資本提携するソニーを引受先とする増資の効果に加え、円安で外貨建て資産の評価額が上がったためで、
損失隠し事件で落ち込んだ自己資本比率は危機的水準を脱しつつある。
17年3月期をメドに30%程度にまで引き上げたい考え。
12年4−12月期は、売上高は前年同期比10・2%減の5612億円となったが、
最終損益は前年の赤字から76億円の黒字に転換した。
これを受けて、13年3月期通期の連結決算の業績予想は、
最終利益を従来予想より20億円少ない60億円に下方修正した。
スマートフォン(高機能携帯電話)との競争で小型デジカメの不振が続いているという。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130212/biz13021218390020-n1.htm