福建省海洋漁業庁は4日、1000トンクラスの新たな監視船を投入したことを明らかにした。
「ガラスを破壊できるほど強力な拡声器」を備えているという。同船が尖閣諸島の周辺海域に向けられる可能性も大きい。
船名は「中国海監8002」。2011年に建造が始まり2012年10月に進水した。最大速度は20ノットで、航続距離は5000海里だ。
同船は100メートル以上の射程距離がある放水銃を備えているが、さらに多きな「利器」として、
遠隔操作が可能で指向性がある152デシベル拡声器がある。同拡声器は、言葉による意思表明だけでなく警報音を発することもできる。
デシベルは音の大きさの単位で、聴覚上の音の大きさは3デシベル上がるとほぼ2倍になるとされる。
100デシベルの音を長期間聞くと耳に永久的な傷害が発生する。耳が保護されていない場合には135デシベルが絶対的な限界値であり、
150デシベルの音は、ガラスを破壊することができるとされる。
同船が装備している拡声器は、3キロメートル先の目標物にも有効に警告を与えられるという。(編集担当:如月隼人)
サーチナ 2月5日(火)9時55分配信
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