【選挙】 自民・公明推薦候補らを破り、千代田区長に無所属の石川氏（７１）が４選／東京

★選挙:千代田区長選　石川氏が４選　実績訴え　／東京

　任期満了に伴う千代田区長選は３日投開票され、無所属で現職の石川雅己氏（７１）が、いずれも無所属新人で、
元副区長の大山恭司氏（７１）＝自民、公明推薦▽共産党地区常任委員の冨田直樹氏（３７）＝共産推薦
▽便利屋業の後藤輝樹氏（３０）▽研究者の坂上輝也氏（５９）を破り、４選を果たした。

　投票率は４２・２７％（前回４３・６６％）で、８９年の３９・６３％に次ぎ過去２番目に低かった。
当日有権者数は４万９７２人（男２万１１０人、女２万８６２人）。

　前回選挙で石川氏を推薦した自民、公明が今回は大山氏を擁立し、保守分裂の選挙戦となった。
石川氏は子育て支援や生活環境の改善など３期１２年の実績を幅広い層に訴えつつ、区議や親しい町会関係者らとともに支持者をまとめて大山氏に競り勝った。

　当選の報を受け、石川氏は午後１０時過ぎに九段北の事務所で万歳した。
石川氏は「区民党という立場で、一人一人の区民の皆様に拍手を送る区政を進めたい」と４期目の抱負を述べた。
かつての側近だった大山氏との接戦を制したことについては「多くの区民の皆様の良識が判断した」と語った。
大山氏は現職を「独善的」と批判して区政の刷新を訴えたが、政党組織以外からの支持に広がりを欠いた。
冨田氏は市民目線の姿勢をアピールしたが伸び悩み、後藤氏、坂上氏は支持が広がらなかった。【稲田佳代、大沢瑞季、山崎征克】

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　◇区長選開票結果＝選管最終発表
当　８２８７　石川雅己　７１　無現
　　７０２３　大山恭司　７１　無新
　　１４３３　冨田直樹　３７　無新
　　　２０２　後藤輝樹　３０　無新
　　　１２０　坂上輝也　５９　無新
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　◇千代田区長略歴　石川雅己（いしかわ・まさみ）　７１　無現（４）
　区長［歴］区企画課長▽都災害対策部長・福祉局長▽首都高速道路公団理事▽都立大

毎日新聞　2013年02月04日　地方版　http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20130204ddlk13010130000c.html