★園田監督ら言葉でも暴力「死ね」「ブタ」…女子柔道暴力告発問題
・ロンドン五輪代表を含む柔道女子選手15人らが、女子代表の園田隆二監督(39)=警視庁=らから
暴力を受けたなどとして強化指導陣を集団告発した問題で、現場を目撃した複数の関係者が30日、
生々しい暴行の実態をスポーツ報知に証言。「死ね」「ブタ」など常軌を逸した暴言を受けるなど、日の丸を
背負う選手がショッキングな扱いを受けていたことが判明した。この日、全日本柔道連盟は、園田監督ら
強化スタッフ6人を戒告処分としていたことを公表。園田監督には続投を要請した。
こうべを垂れ、泣きじゃくる選手を小突き、平手打ちし、どなりつける―。園田監督らコーチ陣と女子選手しか
いない密室の畳で横行したパワハラ・暴行指導の実態が明らかになった。
複数の関係者の証言によると、園田監督らは背中や尻を竹刀で叩き、頭部にゲンコツ、顔面には平手打ちを
浴びせていた。「特にA選手に対してはひどかった。Aは実力はあるけど、何度、教えてもできないタイプ。腹を
立てた監督に何度もひっぱたかれていた」と現場にいた関係者。けがを抱えた五輪代表へのしごきも壮絶だったという。
「1本6分の乱取りを10本ぶっ続けでやらされ、男性コーチに代わる代わる(乱取りで)まわされていた。グッタリ
しながら投げられて、見ていて、かわいそう。ひどかった」と別の関係者は明かした。
別の指導者の言葉の暴力も目に付いた。重量級の女子選手の髪の毛をわしづかみにし「お前なんか柔道やって
なかったら、ただのブタだ」と人権無視の言葉で小突きまわす場面も見られた。JOCの事情聴取では「死ね」という
言葉の暴力も明らかになった。会見したJOCの平真事務局長は「(提出された文書には)『死ね』とかそういった
言葉が練習の中で出されていたということが記載されていた」と報告した。(
>>2-10につづく)
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20130130-OHT1T00207.htm