★道内凶悪犯7.8%増 昨年 刑法犯総数は過去最少
道警は22日、昨年1年間に認知した刑法犯の内訳を発表した。
刑法犯の認知件数は前年比7・7%減の4万5490件で、2003年以降、10年連続で減少し、過去最少となった。
全体の7割を占める窃盗犯(3万2671件)の同11・0%減が主要因。ただ、殺人などの凶悪犯(262件)は同7・8%増となった。
刑法犯の検挙率は34・6%で、同2・2ポイント増だった。
認知件数は11年、記録が残る1946年以降で初めて5万件を下回った。
昨年はさらに3773件減り、過去最悪だった61年の約10万5千件と比べ半数以下となった。
道警は認知件数の減少の背景に、自主防犯活動の活発化があると分析。
道内の防犯団体は昨年末現在、1625団体で10年前の10倍以上に拡大し、
青色回転灯を装備した防犯パトロール車は都道府県別で最多規模の3千台以上に増えているという。
窃盗犯の認知件数のうち、車上狙いが同23・7%減の4601件、
ひったくりが同21・4%減の99件、自転車盗が同19・2%減の8810件だった。
凶悪犯では、路上強盗が20%増の30件と目立った。
<北海道新聞1月23日朝刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/435859.html