【アルジェリア】 英特殊部隊(SAS)、出動準備

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627名無しさん@13周年
 4人が捕虜を取り巻くと,両手両足を引っ張ってダイノジにさせた.
 さらに2人が,捕虜の肩と腎臓の上に座った.第3の男が捕虜の尻のところに座り,右足を自分の両足の間に挟み,脚が上にぴんと突き立つようにした.
 スメアゴル〔ムジャヒッディーン〕が前に進み出た.煌きと共に,手にナイフが現れた.ナイフの素早い一閃で,彼はソ連兵のブーツを切り裂いた.ナイフの歯が,足の肉を深く抉った.
 少年は足を蹴ってのたうち回り,辺りを見まわそうとした.
 脚が剥き出しになると,足を支えている男が,捕虜のつま先を掴んで力一杯押し下げると同じに,踵を突き上げさせた.
 スメアゴルが前に歩み出た.彼はナイフを振り上げると,アキレス腱の後ろで足首に切っ先を突き立て,刃を抉るように捻った.
 アキレス腱がピアノ線のように弾けて切れた.
 切断部では,白い筋肉繊維がぷっつりと切れていた.
 ソ連兵は絶叫した.耳を劈く恐ろしい叫び声は,果てしなく続いた.
 その恐ろしい絶叫を止めさせるため,彼の顔を小銃の床尾でムジャヒッディーン達は殴りつけ,おとなしくなるまで打ち据えた.

ムジャヒッディーン達は,重傷のほうの捕虜を掴んで真っ直ぐ立たせると,両手両足を開かせ,原が突き出すように岩肌の上でそっくり返らせた.
 別の男がナイフ片手に近付いて,捕虜の衣類を切り裂いた.右脇腹に,弾片か銃弾による酷い傷があり,まだ血が流れていた.
 ムジャヒッディーンの男は,短剣の切っ先を兵卒の脇腹に突き立て,両手で刃を斜め下に引っ張った.切り口が大きく口を開いた.徴募兵の腹腔が裂け,内臓が溢れ出た.
 臭いが私の鼻を襲い,喉がげっとなった.
 次の瞬間,腹を裂かれた激痛が,岩肌に立つ兵士に襲いかかって,彼は叫び始めた.
 あんな声を忘れる事は一生できまい.

 ムジャヒッディーンが,今,腹を裂いたばかりの兵士の喉を切り裂いた.
 それとほぼ同時に,もう一人の戦士が拳銃をソ連兵の頭に突きつけ,一発発射した.