【首脳会談】日本-インドネシア、経済・安保の協力推進で一致…ユドヨノ大統領、戦略的関係の構築を安倍首相に呼びかけ

インドネシアにとって最も重要な側面は、防衛産業における協力である。インド
ネシア国軍の兵器を近代化する必要があったことに加え、上述したように米国からの兵器
供与が停止されたことで、インドネシア政府は新たな調達先を必要としていた。中国とイ
ンドネシアは2005 年7 月に「防衛技術協力に関する覚書」を採択し、インドネシアへの対
艦ミサイル（YJ-82/C-802）の売却が合意された。米国とは対照的に、中国は兵器提供は
いかなる政治的条件（political strings）もつかないことを明言した。覚書は今後の協力
分野の一つとしてミサイルの共同生産を挙げ、これは2011 年に入り両国は合意をみた。