安倍首相が、北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長に親書を送り、中国の海洋進出に対する
懸念を伝えて連携強化を求めることが12日、明らかになった。
首相は親書で、中国による尖閣諸島(沖縄県)周辺での領空・領海侵入を念頭に、「中国の海洋進出の
活発化と北朝鮮の動向などにより、東アジアの安全保障環境は厳しさを増している」と指摘。日本が
東アジア地域の安定と繁栄に積極的役割を果たす考えを表明する一方、東アジアの「戦略的環境の変化」
について、NATO側に認識の共有を呼びかける考えだ。
親書は、15〜19日に英国、フランス、ベルギーを訪問する自民党の河井克行衆院外務委員長を通じて
ラスムセン氏に届けられる予定だ。
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130112-OYT1T00549.htm