・殺し文句は「君みたいな子を探していた」。強姦容疑などで6回逮捕された島谷英児被告(35)は
「ブライダルモデル」の勧誘と称して女性を車に連れ込み、次々とわいせつな行為に及んでいた。
犯行時間は、派遣会社のマネジャーとして外回りをする合間。
昨年1月12日の夕方。大阪府茨木市のショッピングセンターで、島谷被告は通り過ぎる
女性に目を光らせていた。スーツ姿で通行人にはビジネスマンにしか見えない。しばらくして
1人の女性に駆け寄っていった。
「結婚式場に勤務している者なんですが…」
「近くに新しい結婚式場ができるんですが、そこのモデルを探しているんです」
「ウエディングドレスを着てモデルをやりませんか。あなたみたいな子を探していたんです」
狙われたのは買い物帰りの20代の女子大生。島谷被告はベテランのスカウトマンのように
巧みに女子大生を引き込んでいく。そして、女子大生が興味があるようなそぶりをみせた瞬間、
「式場まで往復15分ぐらいなので見に行きませんか」と誘い、軽乗用車に乗せた。
さらに女子大生を信じ込ませるため、こんな小道具まで準備した。
車内で女子大生に見せたのは、自作した結婚式場のカタログ。モデル登録のためと称して
ノートに名前を書かせ、指印を押させた。ようやく女子大生が変な雰囲気を感じたその時。
島谷被告はいきなり態度を豹変させた。
今までの話はすべて嘘だったと明かし、「実は今からAVの撮影場所に連れて行こうと思っていた。
別に逃げるのは勝手だけど(ノートに押印した)この指紋があるからいくらでも追える」と脅した。
おびえた女子大生が必死に拒否するが、「このままで帰れると思ってるのか」と一喝。
そして女子大生の体を触るわいせつな行為に及んだ。
ブライダルモデルは若い女性に人気だ。「女の子の憧れ『ブライダルモデル』募集」。
ネットに踊るこうした言葉にひかれ、応募する女性も多いという。(
>>2-10につづく)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130112/waf13011204000004-n1.htm