【調査】 価格が安い「後発(ジェネリック)医薬品」の普及進むも、薬を受け取る際に薬剤師から説明を受けていない人が半数近く

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1丑原慎太郎φ ★
★後発医薬品の普及進むも薬剤師説明不足

 価格が安い「後発医薬品」を使ったことがある人は、患者が使いやすいよう診療報酬が改定された
去年4月以降増える傾向にある一方で、薬を受け取る際に薬剤師から説明を受けていない人が
半数近くに上るという調査結果がまとまりました。

 この調査は製薬会社の「沢井製薬」が去年10月、過去3か月以内に薬の処方を受けた
全国の30代から60代の400人を対象にインターネットを通じて行いました。
後発医薬品は「ジェネリック医薬品」とも呼ばれ、成分が同じで価格が安い薬ですが、
医療費を抑えるため、国は去年4月、処方箋の形式を変えたり調剤薬局で詳しい説明文書を渡したりして、
患者が選びやすくなるよう診療報酬を改定しました。

 調査によりますと、「これまでに使ったことがある」と答えた人は50%を超えていて、
中でも4月以降に初めて使った人は14%と、改定をきっかけに利用が広がっていることが分かりました。
その一方で、薬をもらう際、後発医薬品について説明を受ける機会が増えたかどうか尋ねたところ、
46%の人が「以前と変わらず説明されていない」と答え、
文書を渡されるだけで薬剤師から積極的な説明はされていないことがうかがえます。

 東京都薬剤師会の山本信夫会長は「説明のしかたにもっと工夫が必要だ。
薬剤師は安さだけでなく、安全性や効果を分かりやすく説明する努力をしなればいけない」と話しています。

NHK http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130106/k10014606521000.html

▽沢井製薬
●ジェネリックを知ろう http://www.sawai.co.jp/generic/index.html