世界の近代社会への歩みは海上交易の中心だったアジアの海から始まったという「海洋史観」を
提唱する川勝平太氏が知事に就任して3年半近く。明けて平成25年は富士山の世界文化遺産登録や
内陸フロンティア構想の総合特区指定など節目の年となる。「日本四洲構想」
「西太平洋津々浦々連合」「シルクロード外交」といった独自の国家戦略を持論とする
川勝知事だが、今夏は任期満了だ。さて新年の決意は…。
−−就任1年目の著作「ふじのくに」では「静岡県を東京に代わる『ふじのくに』という理想の都に」
と記しています。この夏で任期満了を迎えますが、振り返っての感想は
就任初年度の3月、マニフェスト(選挙公約)をチェックしてもらったところ、95%軌道に
乗っているという回答でした。その時点でこれはもう終わっているということですよね。
また一昨年2月に「ふじのくにづくり宣言」として発表した県の総合計画、つまり
「県民の県民による県民のためマニフェスト」ですが、こちらの実現度も加味されて
「全国マニフェスト大賞最優秀賞(首長部門)」をいただきました。10年計画ですが3年間で
やってしまおうと前倒し、前倒しで進めた結果です。
総合計画はさすがに10年分全てを達成できず、軌道に乗ったかどうかも分からないところもある。
だから今年7月に新しい知事が決まるまで、最終コーナーを回って突っ走ります。最終コーナーは
マラソンでも駅伝でも一番力が出るでしょう。今、力がみなぎってますよ。
*+*+ 産経ニュース +*+*
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130104/szk13010402060000-n1.htm