・安藤:?『「有名人になる」ということ』、という本を書くときは勇気が要りませんでしたか??
勝間:?いろいろな人に聞かれるんですけれども、ごく普通に淡々と書いたんですよ。
田原:?ここに「有名人になるデメリット」というのを書いているんだけれども、「衆人環視の
下にみんなに見られる」「やたらに悪口が飛んでくる」と書いていますね。勝間さんは人からど
う見られるというようなことはあまり考えないの?
勝間:?昔は気にしていた時期もあったんですけれども、そこから2周くらいして今はあまり
気にしなくなりましたね。いくつか全部ファクトを確かめたんですよ。一つは2ちゃんねるの
ひろゆきさんとの対談で揉めた件があったんですけれども、私のブログにワーッと5000件とか
1万件くらい誹謗中傷コメントがついたので、あまりに悪質なものについて弁護士さんを
使って何人かトレースしてみたんです。
田原:?2ちゃんねるでは、ぼくも悪口ばっかりだ(笑)。
勝間:?その件ではたまたま私のブログへの書き込みだったので、管理者の私のほうでは
書き込んだ人のIPアドレスがわかるんですよ。そのIPアドレスの開示訴訟までやって、
ちゃんとキャリアから住所をもらって、その方の住所に対して、「もしそのようなお考えでしたら、
こういう訴えを起こしますがどうしますか?」というような文書を、弁護士さんを通じて何通か
送らせていただいたんですね。そうしたら、相手がどういう人かわかったんですよ。それで
これは気にしていてもしょうがないな、と思ったんです。
田原:?つまんないやつだったんだね。
勝間:?つまんないというか、たとえば何件かあったなかですごく印象に残ったのは、そのなかの
1人が高校生だったことなんです。高校生で、ちょっといろいろな事情があって学校にも
行けなくなってしまった方で、私が誰であるかも知らないし本も読んだことがないんですよ。
ただ単に、お祭りだったから参加しただけです、以上、と。(
>>2-10につづく)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34444