★ 映画「ザ・思いやり予算」来秋公開 支援訴え
在日米軍基地は、日本の税金で電気・ガス代タダ。これっておかしいよ−。
青山学院大非常勤講師で米国人のリラン・バクレーさん(48)が、
ドキュメンタリー映画「ザ・思いやり予算」の撮影に取り組んでいる。
米軍基地の駐留費として日本が出す「思いやり予算」がテーマ。
「マイケル・ムーア監督みたいにユーモアも交えながら、沖縄に迫りたい」と意気込む。
4月に撮影を開始。沖縄では思いやり予算反対の署名を集めるグループや、米兵の基地外での生活などを取材した。
このほか、東京や横須賀(神奈川県)でカメラを回した。
東日本大震災の被災地も回り「米軍よりも復興のためにお金を使うべきだ」と強く感じた。
米コロンビア大の大学院で歴史と文学を学んだバクレーさんは、18年前から神奈川県に住む。
イラク戦争でヘリから民間人を射殺する米軍の映像を動画サイト・ユーチューブで見て
「母国がこんな恥ずかしいことをしているとは」と憤り、米軍が海外で何をしているのか興味をもった。
今後は米国にも足を延ばし、米国人に「外国の兵隊がカリフォルニアに来る。
きれいな海を埋め立てて、兵隊用の住宅や飛行場もあなたの税金でつくるらしいよ」と
普天間飛行場の移設問題に似せたウソの質問を投げ掛け、反応を撮るという。
2013年秋に公開予定。
寄付などで製作費をまかなっており、映画への支援も呼び掛ける。
ブログ(
http://zaomoiyari.com/)でもドキュメンタリーの情報を公開している。
問い合わせはzaomoiyari.com
沖縄タイムス
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-12-21_43006