【尖閣】丹羽宇一郎前駐中国大使、日本政府は「領土問題は存在しない」とする公式見解を「外交上の争いがある」と認めるべきと主張

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1春デブリφ ★
★尖閣「争い」認め関係改善を=丹羽前中国大使が会見

 丹羽宇一郎前駐中国大使は20日午後、都内で記者会見し、中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島をめぐる問題について、
日本政府は「領土問題は存在しない」とする公式見解を「外交上の争いがある」と認める立場に転換し、中国との関係改善に取り
組むべきだとの考えを示した。

 丹羽氏は会見で、「領土主権に関わる問題を白黒決着をつけるとか百対ゼロで解決する道は戦争以外にない」と断言。その上で
尖閣諸島に関して「今さら『領土問題がある』とは言えないが、外交上の争いがあることを認め、両国の国益のために何をしたら
いいのか考えるのが外交だ」と述べるとともに、尖閣付近での海難救助や漁業・資源をめぐる問題などで中国側と話し合いを進めて
いく必要があると訴えた。 
 また、日中両国は「仲良くやっていく以外に道はない。いくら狭い道になってもそこを歩いていくしかない」と強調。尖閣諸島を
めぐる対立が「臨界点を超えないように日中関係をコントロールしないといけない」と語り、「臨界点」については「軍隊が出て
くることだ」と説明した。

(2012/12/20-16:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012122000678