手術数でわかるいい病院 2011―全国&地方別データブック (週刊朝日MOOK) [ムック]
http://www.amazon.co.jp/dp/4022745622 38 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0 あてにならないでしょう 2011/11/26
By 西風
ある地方の中核病院に勤務する某科の部長をしております。
その関係から、毎年この本を作成するためのアンケート調査が朝日新聞社から送られてきます。しかもFAXでです。
編集者自らがインタビューに訪れるわけでもなく、日夜診療で忙しい医者にFAXによるアンケートを送りつけ、その返信のみから病院を評価した本が
どれだけ信頼性に乏しいかは明らかです。従って、アンケートには答えないようにしています。
小泉政権による聖域のない改革以降、都心部と地方に著しい医療格差を生じました。
地方の病院は医師確保ができずに閉院し、その結果本当に困っているのは地方の患者様です。
この本は、その地域格差をさらに助長するもので、何ら国民のためにはならないと思っております。
出版社は本が売れればよい訳で、真の意味で国民の健康思想を高めることは考えていないと思います。
仮に手術件数がトップだったとします。それだけ大量の手術をするためには、どれだけのスタッフがどれだけの医療機器を回転させることによって実現可能となるでしょうか。
そこに歪みは生じていないのでしょうか。件数のみからは決していい病院はわからないのです。
日本全体の医療が健全に発展していくことに目を向けた本が出版されることを心から願っております。
その関係から、毎年この本を作成するためのアンケート調査が朝日新聞社から送られてきます。しかもFAXでです。
朝日新聞社から
朝日新聞社から
朝日新聞社から