★「どの道を選んでも経済負荷ある」〜社会学研究者 12・16衆院選
立命館大学産業社会学部の山口歩教授は「現に原発を止めても電気は足りている。脱原発は可能であり、進められるべき」とする。
「原発を止めると2兆円コスト増につながる」とする自民党について
「絶対安全をうたう以上、危険は津波だけではない。事故予防費や廃炉費、増え続ける核のゴミの処理費用を見込めば
原発を続けたって電気代は上がることも併せて説明すべき」。
一方で「廃炉に費用がかかる以上、即時廃炉の主張は拙速」と指摘。
風力、太陽光などの新エネルギーについても「現在の電力会社の枠組みが壁になる。解決策の説明がない」と話す。
電力自由化については「電気は消費量がほとんど一定。業者が乱立して既存の電力会社が倒産した場合を含めた議論をすべき」とした。
「どの道を選んでも相応の経済負荷はある。それぞれの負荷を明確にイメージし投票先を選ぶ必要がある」と話した。
スポニチ
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/12/15/kiji/K20121215004777180.html