【衆院選】当選を祝うダルマを用意する陣営は1桁程度「障害者に不快感を与えかねない」などと控える

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1依頼529@二代目 全裸upφ ★
神頼みの神棚と当選を祝うダルマ、そして壁には支援者や党関係者が当選を祈る無数の
「為書(ためが)き」--。選挙事務所のかつての日常風景が、大きく変わろうとしている。
神棚やダルマを用意する陣営が大きく減ったほか、為書きをほとんど貼らない陣営も
少なくない。各陣営の「顔」でもある、昨今の選挙事務所“事情”を探った。

元病院だった建物には、待合室の長いすや診察料を支払うカウンターが残る。壁を覆う
為書きは10枚いくか、いかないか。神戸市内の新人の事務所の光景だ。辺りを漂う
消毒液の臭いにも「もう慣れた」(陣営幹部)と気にするそぶりはない。

この光景は、特に珍しいケースというわけでもない。毎日新聞が兵庫県内の12小選挙区に
立候補した計50人の選挙事務所を調べたところ、公示日の4日になって事務所を借りたり、
為書きも1桁にとどまる事務所が少なくないことが分かった。

もちろん、候補者の信念としてそうしている場合もある。ただ、「仮の事務所のつもりだったが、
時間がなかった」(別の新人の陣営関係者)など「第三極」の政党を中心に、準備期間の短さ
から事務所の体裁まで手が回りにくい事情も背景にあるようだ。

一方、前職や元職のベテランは、為書きの数も桁が違う。中には600枚もの為書きが壁一面を
覆う事務所や、業界団体などの推薦状を100枚以上掲げる事務所もあった。

また、ダルマを用意する陣営は1桁程度。「障害者に不快感を与えかねない」などと控える
陣営が増えているようだ。神棚も半数以下の20陣営程度にとどまったが、それでも新人
候補者の事務所にも約4割は用意されており、人気は根強い。

http://mainichi.jp/select/news/20121210mog00m010002000c.html