敵前逃亡に怒り心頭だ。麻生太郎元首相(72)が7日、神奈川県内で演説を行い、鳩山由紀夫元首相(65)へ
恨みをぶちまけた。
2人は政権交代した2009年の衆院選を党首として戦った因縁の仲。「選挙区に乗り込んでやるつもりだったのに、
逃げやがった!」と“舌”好調となった。
会場は500人超の人で埋め尽くされた。麻生氏は「前回の選挙では民主党は『ちょっと変えてみませんか』と
政権交代を訴えた。ハンドバッグを代えるみたいに。この中にも民主党に入れちゃった人いるんじゃないの!?」と、
前回のことをやはり根に持っていた。
「(笹子)トンネルの崩落事故は痛ましい。公共事業にはメンテナンスも入っている。『コンクリートから人へ』って言ったのは
誰だったか。今回、初日は(鳩山氏の対立候補の)出陣式に行くつもりだったが、いきなり『(政治家を)辞める』って言って、
振り上げた拳を下ろすのに困った」と恨み骨髄の鳩山氏に逃げられたことを悔やむ。
有権者に対しても「エコポイント、忘れちゃったでしょ。恩恵受けたのみなさん。でも票は民主党に行っちゃった。
ボロカスに叩いていたのは鳩山さん。でも、効果あったじゃないですか」(同)。聴衆も笑うしかない。
ただ、前回自民党が敗北したのは麻生氏のせいという指摘もある。応援を受けた候補者は「文句なんてありませんよ。
あのときはリーマンショックがあって解散のタイミングが延びてしまった。政治家として当然の判断だと思います」と、
むしろフォロー。評価も変わったようだ。
一方の鳩山氏は相変わらずKY行動。この日は民主党ではなく「日本未来の党」の候補者の応援に行った。民主党は鳩山氏の
応援日程すら発表しておらず、かつてのライバルが交わることはなさそうだ。
ソース:
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/61456/