マカフィー創設者、グアテマラで逮捕−不法入国容疑
米セキュリティーソフト大手マカフィーの創設者であるジョン・マカフィー氏(67歳)が5日、
中米グアテマラへの不法入国容疑で同国の警察に逮捕された。
殺人事件の重要参考人である同氏は逮捕数時間前に同国に保護を求めると述べていた。
グアテマラのロペス・ボニーラ内相は、国際刑事警察機構(インタポール)の協力を得て、
グアテマラ市近郊のホテルに滞在していたマカフィー氏の身柄を確保した、と述べた。
これ以上の詳細については明らかにされていない。
隣国ベリーズで起きた殺人事件の重要参考人として同国の警察は同氏の行方を追っていた。
マカフィー氏は逮捕に先立ち、殺人事件には無関係だとして、グアテマラに亡命申請したことを明らかにしていた。
マカフィー氏は逮捕後、不法入国者が収容される施設に連行された。
ベリーズ警察は、マカフィー氏の家の近隣に住む住民が銃撃で死亡した事件について同氏に事情聴取をしようとしていたが、
同氏は先月行方が分からなくなった。マカフィー氏はベリーズの島にある自宅に獰猛な犬を飼っていたほか、
違法な銃器を所持しているなどの申し立てをめぐり住民や当局とのいざこざが絶えなかった。
これに対しマカフィー氏は、不正な行為はしておらず、
ベリーズの地元政治家への寄付を断ったことから容疑者扱いを受けるようになったと主張している。 (AP通信)
http://jp.wsj.com/World/node_559503