【衆院選】 野田首相がJR千葉駅前で応援演説、100人以上の市民を前に民主支持を繰り返し訴え

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野田佳彦首相(55)は2日、衆議院解散後初めて県内入りしJR千葉駅前など6カ所で街頭演説した。
民主党の衆院選立候補予定者の応援が目的で、自らの選挙区には立ち寄らず“素通り”した。

今後も戻る予定はない。現職の首相が地元で選挙活動をした例はほぼないが、
全国的に民主への逆風が吹いており、支援者からは地元入りを望む声も聞かれる。

「既得権益に縛られる政治に戻るのではなく、民主党を中心に政治を前に進めましょう」

この日、東京都内から車でJR千葉駅前(千葉市中央区)に入った野田首相は、
100人以上の市民を前に民主支持を繰り返し訴えた。

四街道市や松戸市など県内6カ所の駅前で各区の立候補予定者と並んで演説し、
自らが立候補する4区には立ち寄らず都内へ戻った。

全国の応援演説や公務に追われる現職の首相が選挙戦で地元に戻ることは、ほぼ皆無。
だが、消費税増税やTPP問題など、野田政権への反発は地元でも強い。比例ブロックでの重複立候補の決定が
「選挙区で自信がないことの表れか」と見る向きもあり、支援者の間では
「船橋で街頭演説をした方がよいのでは」と危機感が広がっている。

野田首相の陣営では、公示日に決起集会を開き、妻の仁実さん(49)が代わりにあいさつに立つ。
選挙活動はスタッフによる街宣や、ビラの配布が中心になるという。選対事務局長の堀江はつ県議(68)は
「現職総理の顔に泥を塗るような選挙戦は決してしない」と話している。

一方、他党の4区陣営では、野田首相の不在中に支持層を切り崩したいところだが
毎日テレビに出る現職の総理は強い。簡単に勝てるわけではない」など、関係者の多くは冷静に情勢を分析している。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121202/chb12120222150002-n1.htm