【衆院選】民主党 マニフェスト…TPP推進 13年冒頭に大型補正、原発・外交、自民との違い鮮明

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"民主公約、TPP推進 13年冒頭に大型補正
原発・外交、自民との違い鮮明"

民主党は27日、衆院選のマニフェスト(政権公約)を発表した。
環太平洋経済連携協定(TPP)は日中韓自由貿易協定(FTA)などと
「同時並行的に進める」と明記したが、党内の反対派に配慮し、交渉参加は「政府が判断する」
という表現も加えた。
「原発ゼロ」「冷静かつ現実的な外交防衛」を訴えるなど、先に発表した自民党や第三極の各党を
強く意識した内容だ。

野田佳彦首相(党代表)が党本部で記者会見して発表した。21日の自民党の公約発表に続き、
主要政党の公約がそろってきた。

首相は政権交代につなげた2009年の前回衆院選の公約について
「できなかったことがある。深く国民におわびしなければならない」と陳謝した。
「前回は柔軟性に欠けた。今回は現実的になっている」と強調した。

民主党はマニフェストを通して自民党との違いを鮮明にし、選挙の争点にする戦術だ。
より穏健で現実的な立場を強調し、実現可能性が低い政策は盛り込まなかったが、
その分、目玉に乏しく、抽象的な表現が目立つ。

(つづきます)

日本経済新聞 2012/11/27 20:42
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2703P_X21C12A1MM8000/