【ネット】ＮＥＣ、通信可能速度の変動予測技術を開発　「３分先を精度８０％で」

ＮＥＣは時々刻々変動するインターネットやモバイル通信網の通信可能速度が
どう変わっていくかを高精度で予測する技術を開発した。直近１分間の実績に
基づいて３分先までの速度を精度８０％で予測可能という。動画配信などの
クラウドサービス事業者が同技術を用いれば、ユーザーにストレスを与えない
スムーズなコンテンツ提供が実現する。成果は１２月３日から米アナハイムで開かれる
通信技術関連の国際学会「ＧＬＯＢＥＣＯＭ２０１２」で発表する。
　
ベストエフォート型ネットワークと呼ばれるインターネットやモバイル通信網では、
ｂｐｓで表される１秒当たりの通信可能速度が、加入ユーザーの利用状況などに
大きく左右される。速度が下がると通信の遅延や送信映像の途絶えが生じ、ユーザーにストレスを与えることになる。

ＮＥＣではそうした課題の解決策として、通信可能速度が
どう変動するかをリアルタイムで見通せる技術を開発した。


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