【フランス】 来年2月から年収1億円を超える富裕層の所得税が75%に・・・リッチ層が税率45%のイギリスへ脱出

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1影の軍団子三兄弟ρ ★
フランスで年収百万ユーロ(約一億四百万円)を超える富裕層の所得税が来年から75%に大幅に上がる影響で、
税率が45%の英国を中心に国外移住が始まっている。キャメロン英首相は「赤じゅうたんを敷いて、移住を歓迎する」と歓喜。
フランスの政治家らの神経を逆なでしている。 

「美しい公園が目の前にあり、フランスの学校、レストラン、ショップが近いサウスケンジントンが、
フランス人のお気に入り」

ロンドンの不動産会社幹部、サイモンさんはそう言って、マンションを指した。
サウスケンジントンはロンドンきっての高級住宅地だ。映画の舞台となったノッティングヒルも人気という。
同社を訪れるフランス人は百二十五万〜七百四十五万ユーロという超高級物件がお目当て。

人気地区の物件は、別の不動産会社幹部が「いい物件を是が非でも押さえようと、提示以上の金額でフランス人が契約するケースが出ている」
と明かすほどの取り合いに。複数の不動産会社の話を総合すると、フランス人からの問い合わせは昨年よりも二割前後増えている。

フランスの所得税は現在、約七万一千ユーロ以上の年収所得者に対する48%が最高だ。
しかし、かねて「金持ちは嫌いだ」と発言しているオランド大統領が今年二月の選挙戦で、富裕層の所得税の引き上げを表明。
27ポイントのアップが来年二月に迫る。

配当所得にかかるキャピタルゲイン税も最高で60%へと25・5ポイントもアップ。
英国は逆に一八・五万ユーロ以上の年収所得者の所得税を来年、50%から5ポイント削減する。キャピタルゲイン税も英は最大28%と低い。

今年、フランスからシンガポールに移った投資会社の創設者は米ブルームバーグに
「大統領のあんな発言を聞いたら、安心してフランスには住めない」と告白。
フランスの代表的男優、クリスチャン・クラビエさんも今年、ロンドンに移った。

ルイ・ヴィトンなどを経営する会社の最高幹部は九月に「フランスに税金を納めるつもりだ」と言いながらも
ベルギーに市民権取得申請を済ませた。ベルギーにはキャピタルゲイン税がない。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012112102000248.html