【社会】「働けるのに仕事もせず無職」でうろついていた男を逮捕 判断基準は?★2

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950名無しさん@13周年
まず、たとえば給料こそ多いが、
過労死する人間や
過労死一歩手前の人間や
過労死に多少近い人間というのは、

方向性こそ真逆であれ、
彼らは、ホームレスと同様に強度の点で適切でないところまで行っている点において、
ホームレスと同種の人間である。

これは、同じような言い方をするしないの差こそあれ、誰もが同意している。

しかし、これに同意する人ですら、日常の感覚のなかにおいては、
「怠けたい」という欲求に抗ってる点を評価するあまりに、
過労死に近づいてる自分を、健全なる社会一員のほうに自覚して疑わないのである。

さらに、その過労死に近づくような人間のうち、
自分とは圧倒的に労働量の少ない妻によって、搾取されてる者ともなれば、
それはもはや喜劇とでもいうべき滑稽な代物だよね。

通常、「健全なる家庭人」として分類されうる彼を、
私はむしろ、ホームレスや狂人や、戦時中の殺傷との同類ののものとして認識するだろう。

日常は、歴史的・地理的相対化をとおして、
その正常性のなかに、黒い異常性を見つけ出すことができる。

文化とはつまり、
その時代における異常性に対する麻痺を与えてくれる薄められた毒薬の名前である。