>>1より。
■熱心な航空ファンの努力が実を結ぶ
スピットファイア発掘が決定するまでには、ある英国人男性の10年以上に及ぶ尽力があった。熱烈な航空機愛好家のデービッド・カンダルさんだ。
レーダー技術を用いてミャンマー国内の旧英空軍基地をしらみつぶしに調査して回ったのだ。
「僕はしがない農民で、億万長者でもない。(スピットファイアの探索は)とても大変だったよ」と、カンダルさんは今年、英紙デーリー・テレ
グラフに語っている。「15年以上かかった。でも、ついに探し当てたんだ」
1938〜48年に、英国ではおよそ2万機のスピットファイアが製造された。第2次世界大戦中の1940年には英本土防衛をかけた英独軍の空中戦バトル
・オブ・ブリテン(Battle of Britain)で活躍し、今でもファンが多い。
「スピットファイアは美しい。外国の地で朽ち果てさせてはいけない。バトル・オブ・ブリテンで英国の窮地を救ってくれた戦闘機なんだ。絶対
に保護するべきだ」とカンダルさんは訴えている。
以上。