自民党の安倍総裁は13日、札幌市内のホテルで開いた
自民党道連の会合で講演し、次期衆院選の道10区で、
公明党の稲津久衆院議員を推薦する考えを示した。
安倍氏は「10区で(稲津氏が)勝利し、(そのほかの)
選挙区で自民党の候補者が当選することが政権奪還につな
がる」と語り、自公協力を重視するため、独自候補の擁立
見送りも明言した。
安倍氏が総裁就任後、10区の対応方針について言及した
のは初めて。谷垣体制が決めた稲津氏への支援方針を踏襲し
た格好だ。
来賓として会合に出席した稲津氏は「10区では自民党と
一緒に勝たせてもらう。残りの道内11選挙区では、全力で
支援したい」と、公明党として全道的な支援体制を強化する
考えを示した。
会合では、稲津氏を「準自民党候補」(道連幹部)として、
自民党の立候補予定者と共に紹介する一幕もあった。
◆渡辺氏「粛々と準備」◆
一方、自民党地元支部の要請を受けて次期衆院選への出馬を
決めている渡辺孝一・元岩見沢市長は「10区内の後援会も
順次立ち上がっており、戦う姿勢を変えるつもりはない。
粛々と準備を進めていく」と話した。
【読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20121014-OYT1T00531.htm?from=main2