尖閣問題で日中関係が揺らぎ、オスプレイ配備で沖縄の怒りが激化する中、なぜか思い出される人がいる。「宇宙人」こと鳩山由紀夫元首相。
あの劇的な政権交代から3年が過ぎ、民主党政権は変わり果てた。内外の課題に今、何を思うのか。
松田喬和専門編集委員が聞いた。【構成・大槻英二、藤田祐子】
−−日中関係はどうしたらいいと考えますか。
鳩山 日中は極めて重要な関係です。私は、歴史を検証しながら、未来に向け中国や韓国をはじめとする近隣諸国と仲のいい関係を築くために
「東アジア共同体」という構想を提唱してきました。先日、程永華駐日中国大使に会いましたが、「東アジア共同体に期待していました」とおっしゃっていた。
「鳩山のせいで日米関係がむちゃくちゃになったから、今の事態が起きた」との批判がありますが、
それは言いがかり。私が首相を務めていた間は近隣諸国といざこざは起きなかった。
尖閣諸島が日本の領土であることは歴史的事実として明らかです。政府は「領土問題は存在しない」なんて形式的な対応ではなく、
「日清戦争末期に日本が盗んだ」などという中国の主張に対し、その認識は誤りだときちんと反論すべきです。(以下ソースで)
ソース 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121009-00000004-maiall-pol