【尖閣】「日本が譲歩すれば、中国のさらなる侵略招く」 米軍事専門家[12/10/02]

このエントリーをはてなブックマークに追加
1かじてつ!ρ ★
○「日本が譲歩すれば、中国のさらなる侵略招く」 米軍事専門家

中国の軍事戦略を専門に研究する米有力研究機関「国際評価戦略センター」主任研究員の
リチャード・フィッシャー氏は1日までに産経新聞と会見し、尖閣諸島に対する中国の攻勢と
米国への意味について、「領有権紛争での中立という公式な立場は別として、どの米国政権に
とっても中国による尖閣支配は台湾喪失にも近い重大な戦略的マイナスとなる」と語った。

中国当局が反日暴動をあおってまで尖閣の主権をこの時期に強く主張し始めた原因について、
フィッシャー氏は「単に日本側での尖閣国有化という動きだけでなく、中国にとっての尖閣の
戦略的価値への認識と自然資源の重視などの動機がある」と述べた。

その上で「尖閣は台湾有事の米軍の『接近』のルートにあるし、日米両国に死活的な重要性を
持つ中東やインド洋から太平洋への海上輸送路の途次にも位置している。その尖閣が中国軍の
支配下に入ると、日本が従来の海上輸送路から切り離され、在日米軍基地の機能も骨抜きに
なりかねない」と警告した。

同氏はまた、「米国は日中両国の軍事衝突の回避を強く望んでおり、中国が尖閣をめぐる
現状を変えようとすることに反対だ。そのために同盟相手の日本への有事の防衛誓約を
繰り返すこととなる」と指摘。

中国側の当面の戦術については「実際の軍事衝突なしに中国内部での反日行動や外交上の
激しい言葉という威嚇により、日本側に尖閣領有権を放棄させることが目的だ」と述べた。

>>2-5あたりへ続きます)

□ソース:産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121002/chn12100207100003-n1.htm