【政治】維新・橋下氏の「竹島共同管理」に所属国会議員からも異論　次回政策討論会で議論へ[12/09/28]

領土問題をICJで解決することは不可能だよ。
解決できる領土というのはどうでもいい類いの領土に限られるし、
小国同士の対立を中心に扱うにとどまっている。

大方の領土問題というのは国家の根源を象徴しているんだから。

国連やICJというのは必ずしも国家の上位に位置してるわけじゃない。
国際組織は国家と並行して存在してるにすぎない。

ICJの強制管轄を受け入れるということは、
国家主権の一部を譲渡してることを意味している。

これは領土内の司法権が本来、その国に属してることから明らかだろ。
だからこそ中国は逮捕された衝突漁船民が日本の司法で裁かれることに断固として抵抗している。

領土内主権ではなく、領土そのものの主権を他の組織裁くということは、
自国領への国家主権を外部に委託することに他ならない。

ゆえにICJの強制管轄権を受諾してる国は世界の少数派にすぎず、
大国によって構成される常任理事国には拒否権が与えられている。

ICJを連呼してる馬鹿者たちは、国連中心主義を唱えてた馬鹿者たちと同じレベルの阿呆である。
国連中心主義というのは、自国の国益を定義し、
追求してゆく基盤や論理を持ってないことをアピールしてるのと同じだ。
自分の意見がないからこそ、他者の見解や、外で作られたルールに盲従するしかなくなる。

ルールや世界は、自分の力で加工し、作り上げてゆく、それが国家だ。
そして領土を守るは自国の力であり、他国との力の均衡を構築し、自国に有利な国際環境を作り上げてゆく、
それこそが国家の使命に他ならない。

盲目的にICJを万能視する考えは、実は世界の現実の何も見えてないことの裏返しである。

領土というのは究極的には軍事力によって守られている。
奪われた領土を奪還するためには、究極的には軍事力の行使が必要だ。
軍事力をちらつかせて交渉のテーブルに上げ、それでも受け入れないなら、軍事的に奪還する。
それ以外の方法はない。
自国より巨大な国から脅されるなら、同盟関係を駆使するなどしてパワーを補完する。
そう相手による力の行使が、相手自身にも大きな打撃になることを自覚させる。
そのような多国間関係を構築してゆく外交能力を持たなくてはいけない。

それを馬鹿の一つ覚えのようにICJだと言い続けてる者は、
実は解決のための何らのアイデアも持ってない、ただの道化師にすぎない。