【政治】 安倍総裁、石破氏&小泉進次郎氏で万全の選挙態勢を敷く

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・自民党の石破茂前政調会長(55)は27日、安倍晋三新総裁(58)からの幹事長起用の要請を受諾。
 国民的な人気を誇る小泉進次郎青年局長(31)を重要ポストで起用したい考えを示した。

 進次郎氏が、石破氏と並ぶ次期衆院選の「顔」になる。安倍新総裁からの幹事長就任打診を受け入れた
 石破氏はこの日午後、安倍氏と党人事について協議。会談後、注目される進次郎氏について「勝てる
 選挙態勢をどう敷くか考えなければいけない。そのなかで(進次郎について)どう働いてもらうか、そういう
 話は出た」と明言。重要ポストでの起用をしたい意向も明らかにした。党関係者によると、石破氏を支える
 副幹事長での起用を視野に入れているという。

 進次郎氏は、26日の総裁選で1回目、決選投票ともに石破氏に入れた。外交問題などの相談も石破氏と
 交わす仲で、気心も知れている。その抜群の知名度は、選挙対策として石破氏の“右腕”となるにはうってつけ。

 安倍氏が石破氏の幹事長就任と、進次郎氏の要職起用を決めたのは、地方組織への配慮にほかならない。
 総裁選で、石破氏を選択した党員・党友の「民意」に反して安倍氏が選出されたことに反発は強まった。
 石破氏は昼のテレビ朝日の番組で衆院解散の時期に関して「来年の参院選もにらみ、きちんと票が取れる
 態勢になっているか点検する必要がある」と述べ、早期解散にこだわらずに“地方固め”に腐心する考えを示した。
 幹事長として地方組織と向かい合う石破氏と進次郎氏が「なだめ役」を果たすことになりそうだ。

 また、安倍氏は新執行部の主要人事を固めた。国会対策委員長には“ハマコー”こと故・浜田幸一氏の長男で、
 石破氏の選対本部長を務めた浜田靖一元防衛相(56)を起用。幹事長代理には石破氏の側近・
 鴨下一郎元環境相(63)が就任する見込み。石破色を取り入れたラインアップとなっている。
 安倍氏周辺では、菅義偉元総務相(63)が幹事長代行、甘利明元経済産業相(63)が総務会長に就任
 することが濃厚。安倍氏は28日に新執行部を立ち上げる方針だ。(抜粋)
 http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20120928-OHT1T00040.htm