【社会】結婚差別の免職「違法な処分」と取り消し…岡山地裁

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交際相手の女性の出自に差別意識を抱き、婚約を破棄し人権を侵害したとして、
岡山県倉敷市から懲戒免職処分を受けた元市消防局職員の男性(28)が、
処分取り消しを求めた訴訟の判決で、岡山地裁は19日、
「差別意識で交際を破綻させたとは認められない」として請求を認めた。

判決理由で古田孝夫裁判長は「男性は結婚を望んでおり、差別発言があったとする市の判断には
事実誤認がある。懲戒免職は裁量権を逸脱しており、違法な処分だ」と指摘した。

判決によると、男性は2007年に女性の出自を知り、両親は結婚に賛成したが、親族が反対。
同じ倉敷市消防局に勤める父親が女性の両親に婚約を破棄すると伝えた。市が経緯を調査し、
09年11月に人権侵害を理由に男性を処分した。

父親も停職、降格処分を受け、取り消しを求めともに
提訴していたが、古田裁判長は19日、請求を棄却した。

倉敷市の伊東香織市長は「主張が認められなかった部分があったので、
判決を検討し、対応を考える」とコメントした。(共同)

ソース:ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120919-1019848.html