米国の情報提供会社トムソン・ロイターは19日、ノーベル賞の有力候補者として、東京理科大の
藤嶋昭学長(70)ら日本人3人を含む21人を発表した。
日本人では、生理学・医学賞候補として、細胞同士を接着させる物質カドヘリンを見つけた竹市雅俊・
理化学研究所センター長(68)を挙げた。化学賞候補は、新しい光の触媒反応を見つけ、現在の
光触媒化学の先駆けとなった藤嶋学長と、金の触媒作用を見つけた春田正毅・首都大学東京名誉教授(64)。
同社は、論文が他の論文に引用された回数などを分析し、科学3分野に経済を加えたノーベル賞有力
候補を毎年、発表している。昨年までに162人を挙げ、昨年の受賞者9人を含む26人が実際にノーベル賞を
受賞している。
ソース 読売新聞 2012年9月19日
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120919-OYT1T00670.htm