・自民党総裁選(14日告示、26日投開票)で、小泉進次郎青年局長(31)が、どの候補を支持するかが
注目されている。地方票の比重が大きいこともあり、国民的人気の高い進次郎氏の支持を受けた候補が
一気に突き抜ける可能性があるためだ。父親の小泉純一郎元首相は、当時は人気があった田中真紀子
元外相とともに全国遊説して、総裁選で圧勝している。進次郎氏の意中の候補者とは。
「自民党は3年間、解党的出直しができなかった。これからどう変えていくかだ。(19日に行われる
党青年局主催の)公開討論会後、どなたに1票を入れるか、地元で言うつもりだ」
進次郎氏は、総裁選の対応について、こう明言している。父親譲り、分かりやすく本質を突く語り口。
報道機関の「首相にふさわしい人」というアンケートで、自民党議員でトップになったこともある人気者だ。
総裁選は、世論調査でトップの石破茂前政調会長(55)と、党内長老グループの寵愛を受ける
石原伸晃幹事長(55)がやや先行し、安倍晋三元首相(57)らが猛追する展開となっている。
こうしたなか、他党幹部にも「テレポリティクス(テレビ受けする政治)の天才」(民主党の仙谷由人
政調会長代行)と絶賛される進次郎氏を味方に付ければ、地方票300票と国会議員票200票、
計500票の争奪戦を制することも夢ではない。一体、進次郎氏は誰を推しそうなのか。
政治評論家の浅川博忠氏は「進次郎氏の影響力は真紀子氏に勝る。可能性としては、まず石原氏、
次に安倍氏の順だろう」として続けた。
「小泉家と石原家は遠縁にあたる。かつて、森喜朗首相時代のふがいない政治を見て、石原慎太郎
都知事は新党結成の準備を進めたことがある。このため、純一郎氏は首相就任後、長男の石原氏を
『人質』として行革担当相や国交相に重用した。ほかにも、いろいろ貸し借りがあり、進次郎氏が
石原氏支持に回ることは自然だ」
ただ、石原氏が、町村派の実質オーナーである森氏や、古賀派の古賀誠元幹事長、引退したが
額賀派を仕切る青木幹雄元参院議員会長ら長老グループや、「自民、民主、公明」による
3党合意に傾倒しすぎると危うい。(
>>2-10につづく)
http://www.j-cast.com/tv/2012/09/11145933.html?p=all