【ゲンダイ】民自はすでに消減同然で、なぜ、大新聞テレビはそれを理解できないのかと日刊ゲンダイ

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1春デブリφ ★
★民自はすでに消減同然 次の政権が問題
 <小沢一郎なのか、橋下チンピラ市長なのか、右翼なのか、民主主義なのか>

  ほかにニュースはないのか。まだ告示もされていないのに大新聞テレビが連日、自民党の総裁選を大々的に伝えている。
  しかも、まるで競馬レースのように「地方票では石破有利」「安倍、石破 決選投票で連携も」などと、誰が有利か、どのような多数派工作が進んでいるのか、微に入り細にわたり、まるで重大ニュースのように取り上げている。
(中略)
  大手メディアは、次の自民党総裁は“次期総理”に就任する可能性が高いとみて大騒ぎしているようだが、本当にそうなるのか。世論調査を見ても、無党派層は70%に達している。有権者の視線は、もはや既成政党にはない。
第三極に向かっているのは明らかだ。

 <変動する時代とズレまくるメディア>

 「いま日本の政治にとって一番大事な問題は、次の政権がどんな形になるのか、どんな政権を誕生させればベストなのかです。時代は大きく動きはじめている。こういう時こそメディアは、小沢一郎がいいのか、橋下徹なのか、右
翼独裁か、民主主義か、など日本が進むべき道を提示するのが役割のはずです。なのに〈重鎮VS.若手〉などと、自民党総裁選という、ちっぽけな話をうれしそうに報じている。完全に時代とズレている。幕末に、徳川幕府の人
事をさも一大事のように報じているようなものです」(山口朝雄氏)
  民主党も自民党も、もはや消滅同然の政党である。国民はこの2大政党に期待していない。なぜ、大新聞テレビは、それを理解できないのか。これでは、ますます国民の意識と乖離(かいり)する一方だ。

 (日刊ゲンダイ2012年9月4日掲載)
http://news.infoseek.co.jp/article/07gendainet000174977