【大分】豪雨さなかの署員結婚式、警察車両で親族誘導

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1帰社倶楽部φ ★
九州北部豪雨に見舞われた大分県日田市で7月14日、県警日田署員が、避難指示が出ていた
同市内での同僚の結婚披露宴会場近くまで、親族の車を警察車両で誘導していたことが分かった。
披露宴には安部幹(みき)署長(60)も出席しており、県警監察課が災害時の行動として適切
だったかどうかを調べている。

同課などによると、披露宴は、午後4時半開始予定だったが、豪雨で約2時間遅れて始まった。
会場は署から約1キロの位置にあり、一帯は13日午後1時10分から14日午後6時半まで
避難指示が出ていた。
披露宴に向かっていた新郎の署員の親族の車両7、8台は、陥没や冠水などで道路が寸断されて
いたため、福岡県うきは市と日田市との県境付近で立ち往生した。同市内の筑後川で行方不明に
なった男性の捜索を終えた署員が夕方、携帯電話で副署長から連絡を受け、帰りがけに公用車で
向かい、迂回(うかい)路を案内したという。

安部署長は、披露宴開始前から会場で待機し、新郎の上司として祝辞を述べ、酒は飲まずに
約30分後に署に戻った。安部署長は、署員から披露宴の開催について相談を受けた際、
「一生に一度のことだから」と了解したという。

(2012年8月27日12時47分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120827-OYT1T00542.htm