【国際】「李大統領は偏狭、韓国の国益犠牲にした」米識者が批判

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1帰社倶楽部φ ★
竹島(韓国名・独島)の領有権問題などをめぐり、野田佳彦首相の親書を送り返した李明博・韓国大統領の異例の
対応について、米有識者らは、現実的な経済・安全保障上の損得を考えない偏狭な発想だ−などと批判している。

米外交問題評議会のスナイダー上級研究員は「李大統領の日本に対する考え方は偏狭だ。限定的な問題を過度に
強調することで、韓国の地域的、地球規模の利益を犠牲にした」と論評。日韓両国は経済的にも安全保障上も、
互いに互いを必要としていると指摘した。

竹島をめぐり、米国政府は「特定の立場はとっておらず、話し合いで解決してほしい」(ヌランド国務省報道官)
としているが、23日の記者会見でヌランド氏は、「日韓とも強固で貴重な米国の同盟国であり、両国間のいさかいが
米国にとって心地よくないことは明白だ」と踏み込んだ。

米国の東アジア戦略の主眼が、軍事大国化する中国の牽制にあり、日米韓3カ国の協力が不可欠なためだ。
財政悪化で国防費の削減圧力が高まる中、米軍を効率的に配置するには、日韓両国との役割分担がより重要に
なってくるという地政学上の要請も背景にある。

ワシントンの米韓関係筋は「李大統領は『独島を守る』と勇ましいが、日本が武力で攻めるとでもいうのか?」
と冷ややかだ。さらに、「戦後、日本は韓国を経済支援してきた。北朝鮮が暴発した際に頼れるのは米国と、
何よりも隣国の日本ではないのか」と語る。

ジョージタウン大学のバルビーナ・ファン客員教授(国際関係論)は「目先の政治的な得点を挙げるため、
(大衆迎合的な李大統領の)ポピュリズムと国内のナショナリストが手を組んだ。これが今の韓国だ」指摘している。

2012.8.24 22:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120824/amr12082422170004-n1.htm