【岩手】「希望して被災地に行ったが、役に立てず申し訳ない」 陸前高田市に派遣された盛岡市男性職員(35)自殺

このエントリーをはてなブックマークに追加
1西独逸φ ★
東日本大震災の津波で大きな被害に遭った岩手県陸前高田市に派遣された盛岡市の男性職員(35)が
7月下旬、「希望して被災地に行ったが、役に立てず申し訳ない」という内容の遺書を書いて自殺していたことが
24日、陸前高田市への取材で分かった。

男性は今年4月、盛岡市道路管理課から陸前高田市水産課に技師として任期1年で派遣され、漁港復旧などの
業務に当たっていた。

7月22日に、同県遠野市内の路上に止めた自家用車内で首をつっているのを発見され、父親宛ての遺書が
見つかった。県警は自殺とみている。

岩手県の担当者が6月、全派遣職員と面談した際に男性とも話したが、変わった様子はなかったという。
県は男性の自殺を受け、派遣を受ける県内の市町村に対して、職員の心身のケアを徹底するよう通知した。

陸前高田市総務課は「すべての応援職員と、早急に所属長や専門家との面談を実施して、メンタルヘルスを
チェックしたい」としている。

県によると、1日現在、全国の自治体から県内の被災市町村に派遣されている職員は241人。派遣先は庁舎が
被災した陸前高田市と大槌町がそれぞれ55人と最も多い。盛岡市からは県内最多の15人が派遣されている。

nikkansports.com http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120824-1005545.html